本多 静六の本を読んでいると、人生の意味、財産の意味がわかってきます。

財運はこうしてつかめ―明治の億万長者本多静六 開運と蓄財の秘術 |渡部 昇一

財運はこうしてつかめ―明治の<a href=億万長者本多静六 開運と蓄財の秘術" align="left" hspace="5" border="0" width="94" height="140">財運はこうしてつかめ―明治の億万長者本多静六 開運と蓄財の秘術
渡部 昇一
致知出版社 刊
発売日 2000-03
価格:¥1,890(税込)




この散漫さが、渡部流口述エッセイの旨み 2006-10-08
 確かに他のレビュアーの方も評されているように、記述は非常に「散漫」で、本多静六博士の生涯と教えをを渡部氏の個人的体験を交えて紹介しているもの。しかし最近の他の渡部氏の一般向け著書と同様に、本書も又恐らくは「口述筆記」によるものであり、そのメリットは渡部氏自身も述べているように、「記述の体系性を多少犠牲にしても、一般の素人にもわかりやすい形で歴史上の名著のエッセンスを紹介できる」ことである。少なくとも私には渡部氏の個人的経験談の部分も興味深く、参考になった。しかし、一方で本多静六博士の思想に触れるにはやはり直接博士の多数ある一般向け著書を読むのが一番であるとも感じた。

 故に結論として、本書は「本多静六入門」としては☆2つ、「渡部昇一ファン向け」には☆4つであろう。


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【本多静六の生涯】
1866年生まれ。日本の林学博士。「公園の父」といわれる。
1884(明治17)年に東京山林学校入学。
ドイツのミュンヘン大学へ私費留学。

1892(明治25)年、東京農科大学の助教授となり
「4分の1天引き貯金」と1日1頁の原稿執筆を開始。
1900年には教授となる。

研究生活のかたわら植林・造園・産業振興などで活躍。
蓄財投資と質素な生活を実践して莫大な財産を築く。
1927(昭和2)年の定年時に、全財産を匿名で寄付。

その後も「人生即努力、努力即幸福」のモットーのもと、
戦中戦後を通じて働学併進の簡素生活を続け、370冊余りの著作を残す。

『私の財産告白』『私の生活流儀』『人生計画の立て方』の三部作は、
当時ベストセラー。1952年85歳で逝去。